銀の匙連載再開、来ました!!
こんにちは!コノです!
タイトルにもあるんですが、銀の匙再開するようですね。
いや~、待ってました!!本当に嬉しいです。
けっこう完結に向けて動き出してる感じなので、これからさらに期待が膨らみます。
というわけで、今回は銀の匙についてお話ししたいと思います。
銀の匙は読み始めるきっかけは特になく、けっこう面白いみたいだから、買ってみるかみたいな感じで買いました。
主人公の八軒、めっちゃ共感しちゃうんですよね....。
といっても、八軒みたいに行動力があるところとか、相当お人好しなところは、僕がそうではないので、共感はあまりしないんですが、八軒の夢がなくて何がしたいか分からなくて苦しんでいるところに共感してしまうんです.....。
恐らくほとんどの人がそうだと思うんですけど、高校生、大学生で自分のやりたいことが見つからず悩んでる人って多いですよね。
自分のやりたいことがあって、夢に全力疾走みたいな人のほうが珍しいと思います。
世の中にどれだけの仕事があるかも知らずに、どんなことをするのかも詳しく分からない状況で、将来の夢見つけろって言われても難しいですよね....。
少し話が逸れるんですが、僕が中学校の時に進路を決めるために自分のやりたいことを見つけて発表しようみたいな時間があってですね。
このやりたいことってのは、もちろん職業の中でです。
けっこう苦労しましたね.....。しかも、僕当てられたんですよ、発表しろって。
あまり覚えてないですが、なんか研究者とかなんとか適当に言った気がします。
もしあの時、「やりたいことが分からない、自分が知っている仕事の中にはやりたいことはない。この短期間で自分のやりたい仕事を見つけるなんて無理だ。」と言っていたら先生はなんて返したんでしょうかね。
恐らく、「お前の進路だからもっと真剣に考えて、もっと調べろ。」という風に怒られてたと思います。
おっしゃる通りです。
でも、やっぱり分からないですよね。自分のやりたいことなんて。
自分のやりたいことがどういう風に仕事になるのかなんて。
これからも探し続けようと思います。
さて、銀の匙ですが農業高校ってこんなに楽しいんでしょうか。
食べ物もすごくおいしそうで、友達も先生もいい人ばっかりで。
八軒がうらやましいです。
もちろんその楽しさの裏には苦しいこともたくさんあると思います。
まず早起きがきついですね.....。
家畜の世話も厳しい感じです。
読み進めていけば、八軒の成長具合がよく分かります。
八軒、いずれ食べる動物に名前を付けるのはきつくないか.....。
そこが八軒の良さでもあるんですけどね。
非農家出身として、真剣に命を考えている感じがひしひしと伝わってきます。
八軒、めっちゃうまそうに食べるな.....。
この銀の匙、やはり大きなテーマとして、「夢」というものがあります。
夢が見つからなくて悩む八軒、夢はあるけど跡継ぎのこともある御影、借金のせいで夢も何も無くなった駒場、夢のためには自分がやりたくないこともやらなければならないと苦しむ相川、やりたいことがあって生き生きとしている多摩子などなど。
『...なんだこの......「夢持ってなきゃダメ人間」みたいな空気は......』
1巻 八軒
『夢を目指せなくなるのってすごく怖いね...
でも、夢があるのにそれを目指さないで、「これで良かったんだ」って一生自分をごまかし続けるのはもっと怖い...よね。』
8巻 御影
「そうだな、野球も跡継ぎも...
━━━━━━━━━━なんも無くなった。 しょーがねぇよ。」
8巻 駒場
「夢持ってて、かなえる方法がわかっててもさ、それだけじゃだめなんだ。」
1巻 相川
「父さん母さん、何か勘違いしてるみたいだから言っておくけど...
私はお金が大好きです!!!」
2巻 多摩子
それぞれがやりたいことに向けて、まっすぐ進んでいってほしいです。
一番印象的だったのは、8巻です。
駒場が学校をやめる、御影が自分の思いを家族に伝える、重要なシーンが盛りだくさんです。
「うそだろ...... こんなんで...... 夢終わっちゃうのかよ......」 八軒
「...しょーがねーよ。これ現実だもん。いつ自分ちに降り掛かってくるかわかんねー問題だもん。」 常盤
お金の重みがじんじん伝わってきます。
世の中お金が全てではないけれど、幸せになるにはお金が絶対必要だって感じます。
けっこう、重い話題ですが、八軒はそれでも助けようと必死になって悩んでます。
いいやつすぎだぜ、八軒.....。
八軒のよさがグッと詰まった巻になってます。
これから、連載再開ということで、物語も佳境に入っていくことと思います。
御影は大学に受かるのか、八軒のやりたいこととは何なのか、
そして二人の恋の行方は!?
という感じで、楽しみにしております。
それでは今回はこの辺で終わりにさせていただきたいと思います。
今回の名言は銀の匙から選びました。
銀の匙も名言多いですね、たびたび選出されると思います笑
『最初の競争からはじき出されただけで、二度と上を目指さず「ここでいい」と決めつけてしまう...
おまえ達はこうなるなよ。』
銀の匙 1巻 富士先生
それではまた!